ハイスピード現像液とは?
通常の現像液でフィルムが公称感度で露出された場合、シャドウのデティールは失われる可能性があります。ハイスピード現像液は、通常コントラストのままで、公称感度もしくそれ以上に達します。これは増感現像とは異なります。増感現像はより感度を高めますが、コントラストもまたより高め、シャドウディテールを損ないます。
SPUR SLDは、通常ハイスピード現像液として使用されますが、低希釈、より高い温度と長い現像時間で使用することで、増感現像液として利用することができます。
これらのフィルムのための推奨感度には特別な注意を払ってください:Rollei Retro 80S、Superpan 200、Retro 400S、Infrared 400S、Fomapan 100 、APX 400 New
【Spurは開発した現像液名に略語を使うのがお好き】
会社名SPURは、“Speed Photography and Ultrahigh Resolution(高感度写真撮影と極めて高い解像度)”を略したものです。
この高速現像液「SLD」の製品名は、"Speed Limit Developer(最高感度現像液)"を略しています。
これは、”増感する(より高いコントラストを生成する)ことなく、フィルムから最大フィルム感度を引き出す現像液” を意味しています。