大判フォーマットネガのコンタクトプリントのための、シルバークロライド乳剤のスペシャルペーパーです。 Lupexは、Kodak Azo や Fomalux のようなペーパーの代わりとしてお使いいただけます。 Adox MCCに比べて光への感度が8ストップ分低いのですが、非常に微粒子であり、非常に高い解像度を持ちます―まさにちょうど大判フォーマットネガのようです。 Lupexはグラデーション(諧調)3です。 コンタクトプリントを行う場合、引き伸ばし機は使用しません。ネガはペーパーの上に直接置きます。 露光のためには強い光源を使用します(100wの照明を1m程の距離であてる)。この直接光は、フィルターを通されておらず、引き伸ばし機によって弱めらないので、通常の引伸ばし機使用に比べてペーパーに到達する光が8ストップ多くなります。 ですから低感度ペーパーはコンタクトプリントには何の問題はありませし、ユーザーに覆い焼きを行うための十分な時間をあたえてくれます。 低感度ですから、このペーパーは引伸ばし機用ぺーパーとしては好ましくありません。 このペーパーを使用して、もう少しコントラストを低くしたいと思う場合は、前露光を行うことによってグラデーション(諧調)を低くすることができます。そのためには、まずぺーぺーをネガなしで数秒間露光させます。それからネガをぺーパーの上に置き、通常の露光を行います。 正しい前露光時間はユーザーによってテストする必要があります。通常は5-15秒です。 それゆえ、グラデーション(諧調)3ではありますが、このペーパーは諧調2から3まで使用することができるユニバーサルグラデーションとなります。
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