これらのフィルムは主に何の目的で作られているのでしょう?
両フィルムは、元々我らがピクトリアルフォトのために作られているのではなく、文書を撮影し記録文書にするために作られたものです。
ですから、それらは非常に高い解像度と強いコントラストを持っています。フィルムスピードは低いです。
あなたがそれらを通常の現像液で現像した場合、結果はブラックとホワイトが大量に示され、ミドルトーンはほとんど見ることはできません。
しかしドイツのシュプール社は、私たちピクトリアルフォトグラファーが、これらのマイクロフィルムを使えるようにするための現像液の開発に、多くの時間とお金を費やしました。
アドックスのアドテックⅡ(シュプール製造)と、Copexのためのシュプール モデュラー現像液は、この仕事の産物なのです。
これらのフィルムは特別な現像液を要求するため、それらをひとつのフィルム―現像液システムとして括ることができます。
これら2つの組み合わせは、ほかのフィルムが到達できない解像度レベルを示します。
きっとあなたは払った代金以上の価値を(解像度とディティールのフォルムに)見出すはずです。
CMSあるいはCopexを135フォーマット(35mm)で撮影された写真は、ミディアムフォーマットで撮影された通常の立方体フィルムのものよりも、非常に高いレベルのディテールを示します。
135mmフィルムの1ロールは36枚撮りです。これは、120フィルム(6×6フォーマットでの)3本と同等です。したがって、高解像度フィルムに特別な現像液を加えたコストは、思ったほど高くはありません。
CMSで撮影された写真は、4×5の大きなフォーマットのいくつかのフィルムでさえ解像度においてライバルです。
ミディアムフォーマットと比べた場合の他の大きな優位点は、 35mmカメラのレンズは、しばしばミディアムフォーマットのレンズよりも非常に速いということです。
低スピードのため、三脚をたびたび使用する必要がありますが、これはまたミディアムフォーマットの場合にもあることです。
これらのフィルムと特別な現像液が市場にお目見えしたとき、私は少々これを疑わしく思いました。しかし、今私はそれらをもはや見逃すことはしたくありません。ディテールのレベルは、35mmフィルムから非常に大きなサイズのプリントを可能にするものです。私はまたそれらフィルムがもつトーンが非常に好きです。
もしあなたが新しいタイプのフィルム(確立されたT-グレインや立方体フィルムに比べ)を経験したいならば、私はマイクロフィルムをお試しになることを強くお勧めします。
Adox CMS フィルム
Adox Adotech 現像液
Agfa Copex Rapid フィルム
シュプール Dokuspeed SL 現像液
a>