ドイツ フィルム化学専門 Spur社の特化現像液シリーズ
フィルムスピードに特化した現像液!
【特徴】
フィルムスピードに実に忠実です。シュプールのSLD 現像液は、シャープかつ高い局所コントラストで粒子を強調します。
全ての感度のフィルムにお使いいただけます。
ハイスピード現像液とは?
通常の現像液でフィルムが公称感度で露出された場合、シャドウのデティールは失われる可能性があります。ハイスピード現像液は、通常コントラストのままで、公称感度もしくそれ以上に達します。これは増感現像とは異なります。増感現像はより感度を高めますが、コントラストもまたより高め、シャドウディテールを損ないます。
SPUR SLDは、通常ハイスピード現像液として使用されますが、低希釈、より高い温度と長い現像時間で使用することで、増感現像液として利用することができます。
【希釈】
1+7 - 1+19(濃縮液+水)
【現像時間】
現像時間は
こちらを参考にしてください。
【攪拌】
30/30/1 : 最初に30秒倒立攪拌後、30秒待ち、その後1回反転させます。
【添加剤:ソフトコントラスト乳剤フィルムの増感撮影を可能に】
SPUR SLDは、ハイスピード現像液です。
でも、SLDはソフトコントラスト乳剤を有するフィルムの増感が苦手です。
そこで、新しい添加剤
プッシュマスターと共に使用することで、ソフトコントラスト乳剤のフィルムを用いて、より高感度での撮影を可能にし、驚くほど良好な結果を得ることができます。
これらのフィルムのための推奨感度には特別な注意を払ってください:Rollei Retro 80S、Superpan 200、Retro 400S、Infrared 400S、Fomapan 100 、APX 400 New
また、現像温度が24度であることは、冬以外の季節に扱いやすいというGoodポイントがあります。
【Spur社とその現像液について】
このSLD ハイスピードはシュプール社の特化した現像液シリーズの一つです。
シュプール HRX ->微粒。他の微粒子現像液に比べ良好なシャープネスが得られる現像液。
シュプール SLD ->高いシャープネスと局所コントラストで、フィルムスピードに忠実な現像液。

【Spurは開発した現像液名に略語を使うのがお好き】
会社名SPURは、“Speed Photography and Ultrahigh Resolution(高感度写真撮影と極めて高い解像度)”を略したものです。
この高速現像液「SLD」の製品名は、"Speed Limit Developer(最高感度現像液)"を略しています。
これは、”増感する(より高いコントラストを生成する)ことなく、フィルムから最大フィルム感度を引き出す現像液” を意味しています。
Heribert Schain(ヘリバート・シャイン)および彼の運営する Spur (speed photography + ultrahigh resolution) 社は、小さな会社ですが、技術的には大手デベロッパーメーカーです。ドイツ内外でフィルム化学の専門会社としてよく知られており、また一定の敬意を払われています。
彼らは自社名で現像薬品を提供しているだけではなく、AdoxとRolleiのための製品を開発・製造しています。
他の企業のブランド名の元で販売されている製品には、Adox AdotecII、Adox Silvermax、Adox Adolux ADX、Rollei RPX-D、Rollei RHC、 Rollei Supergrain..など、多くの有名な現像液を世に出してきました。
フィルム加工の化学の蓄積された知識と技術による優れた品質のSPUR社製品は、フィルム乳剤を最大限に活かす素晴らしいネガを生みだします。
ヘリバート・シャイン氏へのインタビューページも、是非あわせてお読みください。
内容量:500ml
製造:ドイツ製