フラットニングにはドライブックを使用するのが最もポピュラー!
バライタ紙の仕上げ乾燥に便利な吸収紙ブック!
【特徴】
バライタ紙を乾燥させるための吸収ペーパーシートブックです。
吸収紙は、酸を含まず、わずかに湿ったプリントの残りの水分を吸収する中性の炭酸カルシウム緩衝吸収紙で作られています。
良好な乾燥でプリントのカールを防ぎ、フラットに美しく仕上がります。
ブックには一度に20枚までのプリントを挟むことができ、繰り返し使用可能です。
【使用方法】
乾燥プロセスの最終ステップに使用します。
プリント面を吸収ペーパーシートに向けて置き使用します。
プリントはわずかに湿っている状態で使用してください。
!!注意点:濡れたままのプリントを入れないでください。ブックが損傷する原因になります!
【使用手順】
プリントを平らな場所に静置して、わずかに湿っている状態になるまで、しばらくの間自然乾燥をしたら、プリントをドライブックに挟んで閉じ、上からウッドフレームや重しを置いてフラットニングを行います。
①ドライブブックに半乾きの印画紙を挟みます。
*ペーパーが濡れすぎているとブックが破損してしまうため「殆ど乾いているが、しかし乾ききっていない状態」のペーパーを挟みます。
②ドライブックを閉じ、その上にドライブックと同じかそれ以上のサイズの木版などを置きます。
木版の上に重しを置いて、乾燥するまで時間をおきます。
*ドライブックの上に木版パネル様のものを乗せるのは、上に置く重しの荷重を均等にするためです。
③プリントが乾いたらブックから取り出します。
*ドライブックによって得られる効果ですが、ドライマウントプレスのように熱を加えるものではありませんので、ドライマウントプレスと同様ではありません。
ドライマウントプレスによって得られる光沢効果は得られませんが、バライタ紙のフラットニングという同様の結果を得ることができます。
*湿度によっては、乾いたバライタプリントは再び少しだけ曲がることがあります。
これはプリントの片面が紙で、もう片面は乳剤面であるため、湿り気がある環境下になった際にそれぞれの面が伸縮する速度が異なるために起こります。
【パラメータ】
シートサイズ : 約50x60cm(19x24インチ)
*これよりも小さいサイズのペーパーでしたら全てこのブック内にて乾燥させることができます。
シート枚数 : 20シート(20枚の写真が挟めます)
*ドライワックスペーパがシート間に挿入されています。
重量 : 超重量120lb.(重量ポンド)
【保管性】
博物館の条件下で、50年の保管安定性がテスト済みです。
内容:Delta 1 Drying Book 約50x60cm(19x24インチ) x 1冊(20枚)
製造:米国製