スプリットグレードのテクニック
簡単に言うと、次のようなものです。
通常のフィルターでは、コントラストは0.5段階です。グレード2、グレード2.5、グレード3などです。
これはかなり大きな違い(大雑把な刻み)で、例えばグレード2.3のようなものが欲しい場合があります。
スプリットグレードのテクニックを使うことで、これが可能になります。
最もソフトなフィルターと最もハードなフィルター(グレード00と5)のみを使用します。
1つはソフトコントラストフィルターで、もう1つはハードコントラストフィルターです。そして用紙上でこの2つのコントラストが混ざり合い、非常に細かいステップでコントラストを変化させることができます。
もうひとつの利点は、ソフトコントラスト露光時のみ、またはハードコントラスト露光時のみ、あるいは両方の露光時にドッジング(覆い焼き)を行えることです。
こうすることで、1つのフィルターで露光するよりもはるかにうまく、ドッジングの結果をコントロールすることができるようになります。
ハイランド・スプリットグレード・マシンは、ソフトコントラストとハードコントラストの露光時間を計算してくれます。
そしてもちろん、プリントをより快適にするために、他にもいろいろなことができます。